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佐渡ぉ〜へ〜♪

August、2003


朝起きたら、全身が浮腫み、顔はパンパン、まぶたがどっしりと重く、視界が狭い。
こんなに浮腫んだのは何年振りだろう?
寝汗で寝袋はぐちょぐちょ、洗濯機から出したヤッケ状態。
そこだけ雨でも降ったような感じなので、外に出して干す事しばし。
バナナ2本、豆入りおかき、ミネラルウォーターで朝ご飯。

9時半から12時まで”春日鬼太鼓(オンデコ)”ワークショップに参加、
汗だくで「鬼舞い」を習いました。
フルバージョンは難しいので、小学生向け入門バージョン。
もっと太鼓を叩くのだと思ったら、違った。
鬼舞いというだけあって、”舞い”というステップが主。
迫力あるように出来ないけど、せっかく習った物は忘れないようにしなくちゃ。

2時半から木崎神社の境内で、”春日鬼太鼓”の鬼舞を、
祭の時と同じに衣装と面をつけて、再現するフリンジがあるということで、
習った鬼舞いが祭ではどうなるのか、見てみる事にした。

その前に食事、昨日おにぎりを握ってもらったお店で、めばるの焼き魚定食の昼食。
タイムテーブルを見てみると、木崎神社のフリンジは1時半から。
あれ?1時間の時差がある、と思いながら行ってみると、
ハワイのフラダンスの「フラ」が先にあった。
良い機会なのでフラも見学。
現代のフラダンスになる前の、古典のものから順番に新しい現代のフラへ。
文明の発展は、固有の文化を消し去ってしまうと言うのを実感。

鬼舞は、習った事を復習しながら見ました。
上手に出来たら気持ち良いだろうなぁ。。。
せっかく木崎神社に来たのだから、今晩のコンサート「グリバリー・ファミリー」の入場整理券をもらった。
色は黄色。
前の方から順番に、赤、ピンク、オレンジ、黄色・・・となるので、そんなに前ではない。
最終日の順番取りのため、少し情報を仕入れてみた。
9時半から配り始めるのに、8時の段階で既に結構並んでいるとの事。
明日は最終日なので、かなり早くから並ぶでしょうと言われた。
明日の順番取りは、早起きが鍵。

アースセレブレーション・インフォメーションセンターでTシャツを買った。
その他に、コンサートチケットまとめて購入したら、3万円以上に一枚、
という抽選券があったので、ついでに抽選。
当たったー!
B賞のTシャツ、当選6本というもの。
他の賞は、ステッカーだったりの小物で、E賞くらいまであったのでした。
ラッキー!
6枚の中からSサイズを選んだ。
みんなでまとめて買ったチケットだけど、運転の報酬にと言うことで私が頂きました。
^^

車に戻ってみたら、ドイツ人♂Tが「これはひどい!」
と言うので何だと思ったら、運転席側の雨よけから天井、天井から後方、後方から後ろの窓まで、
ずっと白く傷がついているように見える。(65.7kb)
いったい何なんだ!
塗装が剥げているのかと思ったら、そうでもなくこすると取れる。
引っ張れば糸のように剥がれて、ゴムのように伸びる。
運転席側のバイザーに最初当たったのか、ヒビが入っている。(69.6kb)
ドアミラーも格納状態になっていた。
ドアミラーに当たっていなかったら、バイザーはヒビでは済まなかったろう。
全塗装の必要はなさそうなので、多少はホッとするものの気分は良くない。
何がどうなって、こんな感じになるのだろう?

残った時間で、宿根木の公開民家を見たかったけど、4時で閉館だそう。
既に5時近いので、とりあえず町並みだけ眺めて、退散。

7時から始まる2晩目のコンサート、グリバリーファミリーが始まる前に、
どうしても”お湯で”頭と体を洗って、塩を洗い流してすっきりしたかった。
途中の温泉「おぎの湯」に行こうと思ったら、すごい車の数。
込んでいるのが入らなくてもわかったので、「かもめ荘」に変更。

かもめ荘の近くに、おあつらえ向きにスーパー「たんぽぽ」がある。
ついでに、夕食と朝食を買い込み、これから数日間の万全を整える。

宿泊客は、コンサートの時間に合わせてお風呂に入っているので、
脱衣かごが無いほど込んでいました。
みんな汗を流してから行きたいらしい。
考える事は同じ。
塩を流し、シャンプーして地肌からドライヤーを当てて乾かして、
あ〜、さ〜〜〜っぱりして気持ちよかった〜!
350円を払って、30分程度の大慌ての入浴でした。
汗まみれの湿ったTシャツは着たくなかったけど仕方がない。
あーあ、コインランドリーがほすぃー。

6時半も過ぎたので、会場の城山公園へ移動。
またもや急な坂道、ぜーはー、ぜーはー。。。
登ってみたら、整理券をもらった意味なし。既に後ろでした。
整理券の色にあわせて、入場時間があるらしいことがわかった。

後ろの方で、オーストラリアン熟女達は、梅酒で宴会。
私は、買い込んだトマト、りんご、ベビースターラーメンで夕食。
単なる水ではなく、燃焼系アミノ式で水分補給。
とにかく、体は野菜と果物と水分を欲していたので、
トマトとりんごの旨いこと!
しんぷるいずべすと。
いつもは飲みたくないアミノ飲料でも、こんな体調にはかえっておいしい。
水よりスンナリ入る。

コンサート終わってからは、フリーマーケットの屋台で、腹ごしらえ。
タイラーメンにしようか、トムヤンラーメンにしようか迷った挙句、トムヤムラーメンに決定。
だいぶ煮詰まってしまってしょっぱいので、酢をたっぷり入れて食べてみた。
でも、やっぱりしょっぱい。
タイカレーでも良かったかなぁ・・・。

キャンプ場に戻って、寝ようとしたときには既に12時近く。
水シャワーを軽く浴びてテントに戻ったら、オーストラリアン熟女は手を押さえて、
「何かか私の手を噛んだ!」と騒いでいた。
ランタンを点けて何が噛んだか確認したけど、よくわからない。
一匹いたのは大きめのバッタ。
毒はないから大丈夫!
と言いながら、持参したマキロンをスプレーしてあげた。
(要らないかと思ったけど、やっぱり救急用品必需品)

寝不足を解消すべく寝ようと試みるが、この日も外はコンサートの延長状態。
遠慮なく叩く太鼓の音は、全くの睡眠の妨げです。
再び、2時過ぎまで延々と続くし、よそのテントでの話し声もデカイ。
それでも疲れすぎているのか、昨日よりも多少は寝たかもしれない。
でも、寝たような自覚なし。
夜に降った雨にもしっかり目覚めました。

夜中の2時半ごろ、ノルウェー人Kちゃん♀が悲鳴と共に起きあがった。
隣に寝ていて熟睡していない私だけが、何事かと跳ね起きた。
「私の寝袋の中に何かいる!!!」
ランタンのスイッチを入れ、確認する事しばし。
寝袋の足元当たりから出てきたのは、体長6cmくらいのクワガタムシ。
彼女はどうして取り除こうかビビッテいたけど、
私が手で捕まえて外に放り出してあげました。
「すごい勇気あるのね!」
と感心されました。

体長6cmくらいのあのサイズは、売ればいくらになったかなぁ。
オーストラリアン熟女を噛んだのはクワガタだったかも。
このクワガタ、ダダーンのオーストラリアン熟女より、
きっとKちゃんの寝袋のほうを好んで移動したのかもね。
”君の選択は正しい!”  
 (Kちゃんは身長176cm、スリムで金髪美人)

ようやく眠りにありつけた私の睡眠は、再びぶち壊されたのでした。
この騒ぎの中、誰も起きるものなし。
みんな熟睡。
Kちゃんの彼氏も、この時しっかり夢の中。
自分の彼女を守る事はできなかったのでした・・・。

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